やみからす

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2009.09.19(Sat) 【日和ログ(文・絵)

よ∮汚してはいけない、穢してはいけない領域だったのでしょう

芭曽シリアスです。
※ぬるいけどべろちゅー描写があるよ注意!
※何か曽良君の独白的雰囲気だよ全体的に!
※暗めだよ!
※も、すっごい読みづらいんだから!←
   

私にとって彼は聖域だったのでしょう。

それは風流さんも清風さんも素英さんも同じこと。だって彼は師匠だから。彼は俳聖だから。勿論私達だって、私と彼だって、多少曲がりなりにも師弟関係にある。私があのひとの紡ぎだす言葉に惹かれたのは言うまでも無いこと。色恋だとか何だとかの女々しげで儚げで馬鹿馬鹿しげな感情は抜きにして、確かに惹かれ、魅了され、惚れこんだのは事実。真実。ほんとうのこと。尊敬、だとか。尊重、だとか。そういう感情を彼に向けているのだって―他人から見れば絶対に感じ取れないだろうが―そういう感情だって確かに抱いていた。さて、抱いたところで、向けることができたかは知らないけれど。
兎にも角にも、尊び敬い重んじる気持ちが僅かにでもあるのだから、それは侵してはいけない領域だったのです。それはわかっていました、十分にわかっているつもりでした。
色恋だとかの感情は抜きにして。尊敬。尊重。そういう感情。
ええ、アアイウ感情を抱かないようにと自分に言い聞かせていました。女々しげ、儚げ、馬鹿馬鹿しげなああいう感情。馬鹿馬鹿しげだというそれそのものだってきっと無理矢理で滅茶苦茶な言い訳なのでしょう。ね。
いけません。
感情を抱いてはいけません。
想ってみてはいけません。
そう言い聞かせた。踏み込み侵す真似だけはしないように。男に対して、師匠に対しての感情をこうやって縛ること自体もう可笑しいのだろうけど、ためしにあの3人に聞いてみるといい。絶対に一度は、ふれたい、と、そう思った経験があるはず。無邪気で無防備なあの笑顔にふれたいと思う、この感情に共感してくれるのがきっと彼らでしょう。
尤も、彼らは自分で自分をお上手に制御したんでしょうけれど。

想ってはいけないと、恋煩ってはいけないと、そう思った私は彼に手をあげました。叩いて殴って蹴って踏んで突いて落として引き摺って。そうしなければ、本当にうっかりと、左へ行くべき道をちょっと右へ曲がってしまったように些細な風に、彼に惹かれてしまう。もっと魅せられてしまう。そうやって自分を誤魔化すためだけに、もう枯れ枝のような身体になった翁である彼を傷つけました。彼は毎回泣いて泣いて、怯え震えて、謝って、時々怒って。それでも抵抗する術は無かったのでしょうか、ただ痛がって苦しんでいました。私はといえば、痛みを拒もうとする彼の泣き顔に何だかぞくぞくとした魅力を感じている自分に気付き、これは危ないとさらに強く彼の頬を打ちました。気を晴らすためではありません、気を紛らわすためにです。
彼の痣は増えていく。
私にとってそれは何故か清々しく思えました。
私の痣も増えていく。
殴る分だけ、私の手も青く赤く色を帯びます。
それさえも何だか清々しくて、誇れるような錯覚を覚えました。
そうやって私達2人、傷が絶えない旅を続けています。
きっとこれからだってそうなのでしょう。

私にとって彼は聖域だったのでしょう。

「曽良君、」

愛すという意味で侵してはいけない領域。それを私は、傷つけるという意味で侵しました。結局踏み込んでいるということにはとっくに気付いています。だけど想いたくはないのです。恋し愛したくはないのです。もう半分は意地のような感情。残りの半分の正体は不明。ただ片方の胸がぐるぐるうずうずぐらぐらうじうじと疼くだけ。まるで何かに対して反抗しているような、そんな。

「曽良くん、ねえ、そらくん」

ああもう煩いんですよやめて下さい。やめて下さい頼むから。頼むから僕の名前を。僕の名前をそれ以上呼ばないで。呼ばないで下さい揺れるでしょう。揺れるでしょう揺さぶられるでしょう。揺さぶられるでしょう足が震えるでしょう。足が震えるでしょう踏み込んでしまうでしょう。踏み込んでしまうでしょう侵してしまうでしょう。
僕から侵したくはないんです。侵すわけには、いかないんです。

「私は君のことがすきだよ」

ぷつり、はらり。糸が途切れ落ちてばらばらになってゆく。だけど駄目です僕からは踏み込めません。手が足が口が、傷つけられた貴方のように震えて動けない。
伸びてくる手。腕が僕を包み込んで。貴方の澄んだ瞳が、上気した頬が、すぐ目の前に。息遣いがわかる距離。ああせっかく、せっかく僕が今まで言い聞かせていたというのに。貴方はこうも簡単に僕の領域に踏み込んでくる。侵される。犯される。
舌が絡んでくる。僕が首を絞めた時に酸素を求めていた貴方の舌が僕を犯していく。僕が酸素を求めようとするけれど、それは舌を絡めるという行為に変わるわけで。

「ねえ、曽良君――曽良君」

「聞いてる?ねえ、私は、きみのことが、すきだよ?」

「両思いだと思ってるなんて、自惚れかもしれないけれど」

「ねえ、そらく」


「――錯覚を押し付けないで頂けませんか、」
ああもう。本当に貴方は、貴方はもう。
「黙って、…抱く時くらい、黙って下さい、よ」

彼にとって私は何だったのでしょう。
貴方にとって私は何なのでしょう。


(侵したいと思う程にくだらない存在ですか、それとも、)


―――
有難う御座いましたー。お粗末様です!
自分からは芭蕉さんに手を出せない曽良くんの話でした。
「私」「僕」と独白中の一人称変わってますが、語り(?)は曽良君です。
曽良君自身認めないうちに、芭蕉さんから手を出してこないかと待ってたかも。
ちなみに芭蕉さんは余裕の表情じゃなくて、寧ろ照れておずおずとしてるような表情くらいでいいと思いま……そんな表情の人が自分から舌絡めるかはまぁ、それは、俳聖クオリティってことで。(?)

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コメありがとうv-237
すごい!こんなの書けるんだねぇ・・・
私も頑張るv-221

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七八夜月

Author:七八夜月
七八 夜月 -しちはち やづき-
落書いたり落描いたり。ジャンルもCPも何でも雑食。
文・絵・替え歌・お題などなど色んなことに首つっこみます。
詳しくは「はじめに」をご覧下さい。
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